【005】 めかご
祖母が生前に作っためかご(写真左)は、長年使い込んでいくうちに飴色に。右側は親戚が作ったばかりのもの。
めかごは、竹を六つ目に編んだかご。全国的に作られていて、採れる竹の種類によって材料は様々。栗原の場合は、シノタケ(篠竹)が主。そのほか、用途や大きさ、人によっては細いスズタケ(篶竹)や太いマダケ(真竹)、モウソウダケ(孟宗竹)を使う場合もあります。
六つ目に編みこむワザはもちろん、編む前の下ごしらえが難しい一品。秋彼岸から春彼岸までの冬の間に篠竹を採取し、鉈で竹を4つに割り、皮と身をはがします。はぐことを「へぐ」ということから、身をはいだ竹ヒゴをヘゲとよぶことがあります。この作業がとにかく難しい…
めかご作りは、農家の女性の農閑期の手仕事。冬に土間や板の間で作業して作っためかごは、親戚や近所に配ったり、買い付けにくる業者さんに売ったりしたそう。
水切りが他の素材に比べて抜群に良い優れものです。
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(掲載日:2017年1月21日)
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