【004】 ねっけ豆
米と大豆が主な材料という、栗原らしい料理。
「ねっけ豆」の「ねっけ」は「練る」に由来するといわれています。「ねっけえ」とよぶ人や「豆ねっけ(え)」という地域もあります。
ねっけ豆は、農作業の小昼やお茶うけ、子どものおやつとして食べられてきた郷土料理。子どものころのおやつの定番は、おばあさんが作る「ねっけ豆」と「がんづき」でした。
もともとは空腹を満たすための「かて食」。くず米を粉にしたり、使う粉がそば粉や雑穀であったり。干した大根の葉や茎の汁に、そば粉を入れて作ったという記録もあります。
郷土料理では、餅料理のように「ハレ」の日に食べるものと、日常の「ケ」の日に食べるものがあります。「ケ」の食の多くは、家族のお腹を一年間満たすために、お母さんが手に入る材料で創意工夫したもの。「ねっけ豆」もその一つといえます。
材料の品質が向上したことで、現代のねっけ豆は上等な和菓子のような味わい。上新粉の香りと、ねっとりした舌ざわりに、青大豆の食感と甘みが口のなかでやさしく広がります。
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(掲載日:2017年1月20日)
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