施設紹介
こんちゅう館(栗原市サンクチュアリセンターつきだて館)は、ラムサール条約登録湿地「伊豆沼・内沼」に数多く生息する昆虫の生態を、標本や映像などで紹介している施設です。世界中の蝶や甲虫の標本も展示しています。入館無料で観覧できるミュージアムです。1階のレクチャルームは休憩場所として、ご家族の憩いの場としてご利用いただけます。レジャーやサイクリング、ランニングなどのオアシスとしてもご利用ください。
施設の概要
- 名称:栗原市サンクチュアリセンターつきだて館(昆虫館)
- 愛称:こんちゅう館
- 供用開始:1993(平成5)年7月1日
- 所在地:〒987-2224宮城県栗原市築館字横須賀養田20番地1 アクセス
- 敷地面積:3,668㎡(スワントピア交流館含む)
- 延床面積:465.24㎡
- 構造:木造地上2階建(事務室、展示室、シアター室、トイレ等)
- 入館料:無料 ・駐車場:有り(無料)
- その他:無料Wi-Fi、多目的トイレ、休憩スペース、販売コーナー
- 設置者:宮城県栗原市(旧築館町)
- 指定管理者:一般社団法人くりはらツーリズムネットワーク ※2019(平成31)年4月1日から
1階展示室 昆虫標本「伊豆沼・内沼の昆虫」
伊豆沼・内沼の昆虫相の特徴は、ウチワヤンマ、コフキトンボ、チョウトンボが多数生息することや宮城県内では生息地の少ないオオセスジイトトンボ、アオヤンマが生息することなどです。
沼周辺に広がる丘陵地の人家付近にはエノキが生育し、オオムラサキ、ゴマダラチョウが生育します。丘陵地すその湿地ではセリを餌にキアゲハが育ち、カサスゲを餌にオオヒカゲが育っています。
このほか水生昆虫のゲンゴロウ、ガムシの仲間も多く生息し、水生カメムシのコバンムシやチビミズムシも多数生息しています。
2階展示室 昆虫標本「世界の昆虫」
昆虫は種類が多く、各地に多様な種が生息し、その数は80万種とも100万種ともいわれます。なかでも東南アジア、南アメリカではその種類が多いだけでなく、特徴的な種が多く生息します。昆虫類のなかでも蝶は翅(はね=昆虫の「羽」)の形や色彩が豊かなだけではなく、各地域の特徴を知る手がかりが得られやすいため、蝶を中心とした展示にいたしました。
なお、展示している標本類は、仙台市太白山自然観察の森・自然観察センター館長(当時)の高橋雄一氏の寄贈によるもので、展示方法、解説についてもご協力をいただきました。
1階シアタールーム 『伊豆沼内沼昆虫記 ~ようこそチョウトンボの世界へ~』
昆虫を通じて伊豆沼・内沼の四季を紹介する約13分の動画です。
【上映時間】 13分
【上映スケジュール】 10:00~16:00 ※リピート再生
1階レクチャールーム
1階のレクチャルームは休憩場所として、ご家族の憩いの場としてご利用いただけます。昆虫の絵本や渡り鳥など自然の書籍、絵本、サイクリング関連の雑誌などを置いています。3レジャーやサイクリング、ランニングなどのオアシスとしてもご利用ください。
2階展望コーナー
望遠鏡が2台あります。内沼の生き物や植物を観察できます。
1階販売コーナー
栗原市の特産品などを販売しています。
若柳地織、正藍冷染などの伝統工芸品や農産物、焼菓子を扱う「十文字商店」。
栗原市公式キャラクター「ねじり ほんにょ」グッズ。
さらに、こんちゅう館オリジナルグッズを今後販売していきます。
※農産物、焼菓子は不定期販売です。