周辺案内
こんちゅう館(栗原市サンクチュアリセンターつきだて館)には、ラムサール条約登録湿地「伊豆沼・内沼」をはじめ、様々な施設があります。3つのサンクチュアリアセンターをはじめ、季節毎のイベントや見どころ、飲食や宿泊、買い物ができる施設もあります。
伊豆沼・内沼と沼の生物
伊豆沼・内沼は、宮城県北部の栗原市と登米市にまがたる自然湖沼です。面積は、491ha(伊豆沼369ha、内沼122ha)で宮城県内最大ですが、水深は平均80cm、最大1.6mと浅いのが特徴です。縄文・弥生時代は海辺で、沼の周辺には貝塚がたくさんあり、内沼の砂浜でも土器の欠片が見つかります。古くは大沼とよばれ、昭和30年代まで米作りや洪水対策のために干拓され、現在の面積になりました。沼の周辺では稲作を中心に農業が営まれ、米やレンコン(伊豆沼れんこん)が栽培されています。
沼にはハスのほかオニビシ、アサザ、クロモ、カガブタなどの水生植物が育っています。冬はたくさんのハクチョウやガン・カモ類が飛来し、内沼の砂浜ではオナガガモやオオハクチョウなどに餌付けすることもできます。夏にはオオセスジイトトンボ、ウチワヤンマ、オオヤマトンボ、コフキトンボ、チョウトンボなど多くのトンボ類が見られます。また、周辺の丘では国蝶のオオムラサキやカブトムシ、クワガタムシなどの甲虫類も観察することができます。
【主な見ごろ】
- 7月下旬~8月下旬 伊豆沼・内沼はすまつり
- 10月~翌年3月 渡り鳥の飛来(マガン、オオハクチョウ、オナガガモなど)
【指定等】
- 1966年(昭和41年)宮城県鳥獣保護区
- 1967年(昭和42年)国指定天然記念物
- 1973年(昭和47年)宮城県自然環境保全地域
- 1982年(昭和57年)国指定鳥獣保護区
- 1985年(昭和60年)ラムサール条約登録
- 1996年(平成8年)日本の音風景100選
3つのサンクチュアリセンター
伊豆沼・内沼には3つのサンクチュアリセンターがあります。それぞれ、「鳥」・「淡水魚」・「昆虫」をテーマに展示しています。
3つのサンクチュアリセンターをまわって、伊豆沼・内沼の自然の魅力を体験してください。
【宮城県伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター】 | ・設置者/宮城県 ・運営者(指定管理者)/公益財団法人宮城県伊豆沼・内沼環境保全財団 |
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【登米市伊豆沼・内沼サンクチュアリセンター】 | ・設置者/登米市 ・運営者(指定管理者)/有限会社伊豆沼農産 |
【栗原市サンクチュアリセンターつきだて館(昆虫館)】 | ・設置者/栗原市 ・運営者(指定管理者)/一般社団法人くりはらツーリズムネットワーク |